地質・地盤調査

コストパフォーマンスに優れた方法で、大がかりな重機を使わずに調査できます。建物の密集地や敷地の狭い場所でも安全に実施できるため、戸建住宅など小規模建築物の調査に広く利用されています。

地面に起振機を設置して地盤を振動させ、地表に設置した検出器（加速度センサー）で波の速度を測定します。地盤を伝わる波動を解析し、地盤の性質を評価する方法です。

中規模から大規模の建物の調査で使用されます。地面に穴を開け、ボーリングロッドを打ち込むことで、深い地層までの地盤強度や土壌サンプルの採取を行い、詳細な地質状況を総合的に分析します。

平板載荷試験は、実際の条件に近い荷重を地盤にかけて、その強度を確認する方法です。基礎を設置する深さまで掘削し、30cmの円盤に荷重をかけて沈下量を測定します。この方法により、地盤が建築物を安全に支持する力を評価します。